グリストラップとは、下水道に直接油が流出する事を防ぐ装置で、業務用の厨房では、設置が義務付けられています。グリス(油)に対するトラップ(罠)ということからグリストラップと言います。グリストラップのほか、オイルトラップ、油水分離槽などと呼ばれることもあります。
グリストラップの構造は、受けカゴ、水槽、トラップ管の3点によるものが一般的です。
※仕切り板を数枚用いて、水槽を分割する機能を有するものもあります。材質はステンレス製もしくはFRP(強化プラスチック)製が多く、まれにコンクリート製のグリストラップも存在します。
グリストラップ清掃
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排水管洗浄
をするとより効果的です!
グリストラップは、それ自体に排水を浄化する機能がないため、必ず定期的に清掃が必要です。実際の現場において、こまめにグリストラップを清掃することは容易ではないため、知らず知らずの間に大量の油が溜まり、悪臭や詰まりの元になっています。
グリストラップ清掃前の状態。水面に油脂が浮遊し、汚泥が槽の底に沈降しています。バスケットには食材の残さが溜まり、悪臭も漂っています。
バスケットの残さ物を取り、仕切り版などを清掃していきます。
汚泥をバキュームで吸引しながら、本体の壁面を専用洗剤を付けたブラシで、きれいに洗い落としていきます。
作業後はこんなにきれいに!悪臭もなくなりました。