グリストラップとは
グリストラップとは、下水道に直接油が流出する事を防ぐ装置で、業務用の厨房では、設置が義務付けられています。グリストラップのほか、オイルトラップ、油水分離槽などと呼ばれることもあります。
グリストラップの構造
グリストラップの清掃の必要性
グリストラップは、それ自体に排水を浄化する機能がないため、必ず定期的に清掃が必要です。実際の現場において、こまめにグリストラップを清掃することは容易ではないため、知らず知らずの間に大量の油が溜まり、悪臭や害虫発生、また下水管詰まりの原因になっています。
グリストラップの清掃工程
1.専用車両で現場に到着。
2.清掃開始前
グリストラップ清掃前の状態。水面に油脂が浮遊し、汚泥が槽の底に沈降しています。バスケットには食材の残さが溜まり、悪臭も漂っています。
3.本体の清掃
バスケットの残さ物を取り、仕切り版などを清掃していきます。
4.バキュームで吸引
汚泥をバキュームで吸引しながら、本体の壁面を専用洗剤を付けたブラシで、きれいに洗い落としていきます。
5.作業後
作業後はこんなにきれいに!悪臭もなくなりました。
グリストラップ清掃後の食品残さ物、油脂汚泥はコンポスト処理にて有機肥料にリサイクルして土壌に還元いたします。
※有機汚泥の内容によっては焼却処理もいたします。